【抗酸化物質】抗酸化にオススメの栄養素9選まとめ!

栄養
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多くのサプリメントを取っている方、栄養に気をつけている方にありがちなことは、

『単一の栄養素を取っているから大丈夫』

と思っている点です。

抗酸化は必要な全ての種類を満たさなければ力は発揮されません。

抗酸化のメカニズムを少しお話しすると、体内の活性酸素に抗酸化成分がくっつくことで、自らをフリーラジカル化し、体内の錆びを防ぎます。抗酸化成分は消費されます。

多量の栄養素を必要にするのです。

しかしながら、多量に栄養素を取ることは難しいですよね?

ただ、抗酸化物質は再利用されることをご存じでしょうか?

抗酸化の栄養素で面白い点は、バランスよく抗酸化物質を取ることにより、相互補完的に作用することが出来ます。

ただ、バランスよく摂取していないと、再生機能が効果を発揮せずに、せっかく取った抗酸化物質も無駄になってしまうのです。

ここでは、そのバランスを取るために必要な5つの栄養素を主要に説明しながら、それ以外の栄養素も説明し、あわせて9種類の抗酸化物質を紹介します。

抗酸化物質の中で補完的に働く5つの成分

相互補完的にお互いを再生しあって働く抗酸化物質5つの抗酸化物質についてご説明いたします。

  • αリポ酸
  • ビタミンE
  • ビタミンC
  • CoQ10
  • グルタチオン

になります。それぞれ解説します。

アルファリポ酸=相互補完の中心成分?

α-リポ酸は抗酸化物質が補完的に働くためになくてはならない中心成分になります。

このα-リポ酸は体内のビタミンEとビタミンC、グルタチオン、コエンザイムQ10を維持再生する機能があるのです。

α-リポ酸には遺伝子制御機構もあり、老化やガンを予防し、肝臓の解毒作用を強化するとも言われています。

また、細胞は、脂溶性と水溶性に分かれます(細胞膜が脂溶性細胞内が水溶性)α-リポ酸は、両部位で効果を発揮することが可能な唯一の栄養素です。

さらに、抗酸化成分を再利用可能にし、自身も還元再生します。また、リポ酸は体内のATPを作成する際の糖の分解を助けている。α-リポ酸は体内で合成されるが、少量なので、摂取が必要です。

αリポ酸について詳しく知りたい方にオススメの記事>>αリポ酸の役割・不足時の影響?食事での補給法をまとめてみた!

ビタミンE=脂溶性のビタミン

ビタミンEは脂溶性のビタミンであり、ビタミンの中で抗酸化力がかなり高いです。免疫疾患や脳の老化、アルツハイマー病に有効に治療するといわれています。

また、心臓発作やその再発を予防することが報告されています。脂質活性化を抑制することが出来るので、脂肪の過酸化反応が原因である、心臓病を予防することに繋がるのでしょう。

しわ、ほくろ、ガンの原因となる紫外線障害などを抑制し皮膚を保護します。前立腺や乳ガンの発生も予防するといわれています。ビタミンEを摂取することで、フリーラジカルの発生を抑えることが出来たということも言われています。

また後述しますが、ビタミンEが酸化した後にビタミンCがビタミンEを還元してくれます。ビタミンCがビタミンEを再び使える形に変えるので、ビタミンCと一緒に摂取すると効果的なのです。

ビタミンEについて詳しく知りたい方におすすめの記事>>ビタミンEは?ビタミンEの役割・不足時・食事での補給法をまとめてみた!

ビタミンCはビタミンEの強力なサポーター

ビタミンEを補佐するサポーター的な存在がビタミンCです。風邪なんかの時にはビタミンCを取りなさいと言われていますが、ビタミンCは抗酸化力だけでなく、免疫力にも優れています。

抗酸化という側面から見てみると、ビタミンEを再活性化し、抗酸化フラボノイドとも相互作用を行います。

また、ビタミンC自体はコラーゲンをつくるのに必須であるため、お肌の健康にきわめて必要です。ビタミンCにはDNAの損傷も避ける効果もあると言われています。

また、ビタミンEと相互作用し、リポタンパク質の酸化を防ぎます。このため心臓病に効果があるとも言われています。ビタミンCは、脂溶性抗酸化物質と水溶性抗酸化物質の作用を助けます。

ビタミンCがビタミンEを酸化すると、ビタミンCラジカルとなり、水溶性ですので分解された後、尿中へと溶けだし対外へと排出されます。

なお、ビタミンCが風邪に良いといわれているのは、治療に良いということではなく、風邪の症状を抑え、短期的に回復することが立証されたからだと言われています。

ビタミンCにも種類があり、アメリカではエスターCというビタミンCが主流です。このエスターCというのは、ビタミンCを中性化することにより、通常のビタミンの4倍の速さで吸収されて排出は2倍遅いというものになります。

さらに、中性化されているため、胃腸の不調なんかを感じることもありません。

このビタミンCにさらにブドウの種からの抽出物である、ロイコアントシアニンと一緒に摂取すると、使用されて酸化されたビタミンCとビタミンEの機能をもう一度活性化させるそうです。一説によると、ビタミンEの機能を50倍・ビタミンCの機能を20倍高めるとも言われています。

ビタミンEについて詳しく知りたい方におすすめの記事>>【ビタミンCの効果は?】役割・不足時・食事での補給法まとめ

コエンザイムQ10=最強の脂溶性抗酸化物質

脂溶性のコエンザイムQ10は脂溶性のビタミンEを再生します。また、数十年前には、心臓病の予防薬として使われていました。

脳細胞を若返らせて、アルツハイマー病やパーキンソン病の予防に役立つとも言われいます。

進行性乳がんの治療として、可能性が研究されている。細胞内発火プラグと呼ばれ、ATPの合成に必要不可欠です。

抗酸化作用により過酸化脂質が作られるのを抑えますし、生体膜を保護、白血球の働きを強めたり、腎臓でのナトリウムの働きを強め、精子の運動能力も向上させます。

CoQ10について詳しく知りたい方におすすめの記事>>老化なんて怖くない?若々しく生きれるコエンザイムQ10(CoQ10)の役割・不足時・食事での補給法をまとめてみた!

グルタチオン=水溶性最強の抗酸化物質

水溶性の中で最強の抗酸化力を持っているのが、このグルタチオンになります。

もっとも重要な水溶性抗酸化物であり、酸化型ビタミンCを還元再生し、その抗酸化力を回復します。この他にも、肝機能を正常に維持したりするそうです。

グルタチオンの濃度を増加しておくと、病気になったり死亡しやすくなるのを防ぎ、免疫機能低下を予防する。健康な体で、95%以上のグルタチオン還元型が存在する。酸化型は病気になったりすると引き起こされる。

グルタチオンは過酸化水素を消去したりします。

なお、グルタチオンは医薬品に指定されている成分ですので、サプリメントの形で取るとしたらセレンというミネラルと、アミノ酸であるL-システインが必要になります。

その他の抗酸化食品として有名なもの

抗酸化の中で有名なものは上記5つの栄養成分です。しかし、それ以外にも有益なものは植物の世界に多数あります。それでは、下記もご紹介しておきましょう。

フラボノイド

主に植物に存在するポリフェノールのことをいいます。ポリフェノールは水溶性の植物性栄養素です。

ビタミンCを再生するので、ビタミンEを再生することから、抗酸化ネットワーク全てに影響を及ぼすといわれている。

イチョウ葉エキス

地球上でもっとも古い植物の1つであるイチョウは、脳機能の改善や循環器障害などの治療薬として用いられてきました。アメリカではハーブとして注目され、フランスやドイツでは処方薬として売られています。

イチョウの葉の効果に関しては、他のページで紹介したいと思います。

ginkgo

カロテノイド

色素栄養素である、カロテノイドは、緑黄色野菜に含まれており、色鮮やかな果物や野菜に含まれている。体内ではビタミンAに変えられるものもある。

ビタミンAの場合は、遺伝子の転写を制御したり、皮膚がんを予防するビタミンとして効果があります。

カロテノイドには視力の強化や、ガンの抑制などの効果があると紹介されている。

フラボノイド・カロテノイドについて詳しく知りたい方におすすめの記事>>ファイトケミカルって何?主要な成分を脂溶性・水溶性ごとに表にまとめてみた

セレン=グルタチオン

セレンは、抗酸化物ではないですが、ビタミンEと共同して働く。心臓病に効果があるとされ、エイズやガンにも効果があることが証明されています。

セレンは、グルタチオンに関係して必要な因子である。また、ビタミンEと共同することで、その働きを助ける。

ここで、一番忘れて欲しくない大切なことは、抗酸化成分には相互作用の関係があり、ネットワークを築いていること。

そのため、抗酸化成分はバランスよく全て満たさなければいけないということです!

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