体の中に必要な重要なミネラルで、体の中には24gのマグネシウムがあると言われています。
その内、50%はカルシウムと共に骨を作り、残りの50%は、他の体の器官を保全します。
マグネシウムは小腸で吸収され、過剰に摂取した場合には尿となって対外に排出されます。
マグネシウムの働きとは?
マグネシウムには多くの効果がありますが、主な効果としてはリラックス状態にする(弛緩)ことでしょう。つまり、ゆるーくするというイメージです。
- 血管をリラックスさせて拡張する
- 筋肉のけいれんを抑える
- 炎症をしずめてエネルギーの消費を効率化する
マグネシウムのサプリメントは選手の持久力をあげ、けいれんと疲労を軽減するとも言われています。それゆえ、運動をすると、血中のマグネシウム濃度が下がります。
マグネシウムの効果をまとめてみた
マグネシウムには下記のような効果があります
- 心臓のリズムを維持する
- 筋肉と神経の機能を維持する
- 免疫システムのサポート
- カルシウムと連携して強力な骨を生成
- 血糖値の調節
- エネルギー代謝を助ける
- 血圧を調節する
- タンパク質の制作に役立つ
マグネシウムが欠乏すると突然死する
初期の兆候は次のとおりです。
- 嘔気嘔吐
- 食欲不振
- 弱点
- 疲労
さらに枯渇されると症状がより重度になります
- うずきやしびれ
- 痙攣
- 発作
- 筋肉の収縮
- 冠攣縮と心拍リズムの異常
- 人格変化
そしてマグネシウムが慢性的に欠乏してしまうと、最終的には心筋梗塞のような形になり突然死することも多いそうです。
筋肉の痙攣を引き起こし、血管を弛緩剤の役割を持つものが無くなりますので、心臓の筋肉に酸素を供給する冠動脈が突然ふさがってしまうからだと言われています。
ちなみに、マグネシウムは糖尿病と高血圧の治療にも用いられるそうです。
マグネシウムは体内のインスリン処理効率を高めると共に、血管に及ぼす悪影響を軽くするとも言われています
マグネシウムとカルシウムは連携している?
マグネシウムとカルシウムは連携して働いており。片方が不足すると、片方が悪影響を及ぼしてしまう。
マグネシウムには、骨折を予防し、骨の密度を高める働きがある。
マグネシウムが不足すると、カルシウムが流入し、筋肉が緊張し、けいれんをおこしやすくなる。
PMSの症状を軽減するとも言われている?
また、PMS(月経前症候群)の深い症状を軽くすることが出来る。
気管支内の筋肉をゆるめ、アレルギーの刺激物質に対する過剰反応を防ぐ役割がある。
マグネシウムを取れる食品は何ですか?
小麦胚芽、ナッツ類、オオムギ、ダイズ、トウモロコシ、魚類、ボトル入りのミネラルウォーター
但し、摂取量を増やすとゲリの原因になることが多いので、過剰摂取には注意しましょう。
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