αリポ酸の役割・不足時の影響?食事での補給法をまとめてみた!

αリポ酸の役割・不足時の影響?食事での補給法をまとめてみた!

からだには抗酸化物質が必要不可欠です。その抗酸化物質の中でも特に有用なものはαリポ酸とコエンザイムQ10です。今回はαリポ酸についてご説明致します。





Advertisement

αリポ酸とは?

αリポ酸はビタミンではありません。体内で微量でも合成されるものはビタミンとは表記されないので、ビタミンとは別の物質という事になります。また、医薬品としてもαリポ酸は使われているケースが多く、医薬品ではチオクト酸とも呼ばれています。

αリポ酸は補酵素ですので、α-リポ酸だけを一生懸命とっても意味がありません。日々の栄養のバランスや運動にαリポ酸をプラスすることにより効果が出てくるのです。

αリポ酸の役割は?

αリポ酸は抗酸化作用がとても強い物質です。αリポ酸自体に活性酸素を除去する効果もありますが、他の脂溶性のビタミンEや脂溶性の物質であるコエンザイムQ10、水溶性のビタミンであるを再生する作用もあるので、体内では強い抗酸化のネットワークを構築することが知られています。

なぜ脂溶性と水溶性の両方に作用することが出来るのかと言うと、αリポ酸には水溶性と脂溶性の両方の性質があるので、細胞内に入り込むことが出来るからです。

他にもαリポ酸にはインスリン感受性を向上させる効果もあります。インスリンの感受性が低くなってしまうと、細胞を糖が取り込む機能が弱くなってしまうため、糖尿病に直結することになります。事実、糖尿病の患者はインスリンの感受性が悪くなっているというデータもあります。αリポ酸を摂取することにより、インシュリン感受性や等の代謝機能の改善が認められたというデータがあります。ただ、糖尿病患者さんにおける効果は限定的であるとするデータもあるので、糖尿病だからと時分で勝手に判断してαリポ酸を飲むことは避けましょう。

肝機能を向上させることにも有用なデータを示しているとされています。毒キノコの中毒症や、金属系の中毒、アルコールによる肝機能の低下などの、様々な肝臓の病気の疾患にもαリポ酸が使われてきたとする論文もあります。

αリポ酸を摂ることによりミトコンドリアの機能が活性化します。これはαリポ酸がクエン酸回路という生体エネルギーであるATPを作り出す回路に入り込みそこの機能を向上することから、ミトコンドリアが活性化することが言われています。

肥満や体重減少・エネルギー消費量の増大により痩せるとされています。しかし、このデータにはヒトによる試験がないようで、ダイエット効果に関しては根拠が薄いと言われています。あるデータでは200mgを摂取して4週間測定した結果減少傾向が見られたそうです。

αリポ酸は筋肉をつけることにも効果的です。影響は少しではありますが、筋肉量を増やしやすく鳴るというデータもありました。

また、α-リポ酸には美肌効果があります。メラニンに生成を抑えたり、ターンオーバーを促進するなどの効果も発揮しています。

まとめるとαリポ酸の効能は下記のとおりです

  • 体内の抗酸化力アップ
  • 糖代謝機能向上・インスリン感受性向上
  • 肝機能向上
  • ミトコンドリア機能の活性化
  • 肥満・体重減少
  • 筋肉量アップ
  • 美肌効果

αリポ酸が不足すると?

αリポ酸が不足してしまうと、抗酸化力が低下し、肝機能も衰えてしまいます。また、代謝機能の衰えや、ミトコンドリアの機能の衰えから元気がでなくなってしまったり、美肌効果も薄れてしまします。

αリポ酸がオススメな人は?

αリポ酸は生体成分ですが、20歳から体内合成が少なくなり、40歳を過ぎるとガクッと体内合成が少なくなります。その為、20歳の下がり始めからαリポ酸を意識して取り始めても良いのかもしれません。

αリポ酸の一日の推奨量は?

チオクト酸という注射用の医薬品の形であれば、1日に5mgまで、チオクト酸アミドという経口摂取型のものであれば1日15mgまでは安全性が確認されていると言われています。

また、人間を対象にした実験では1日2400mgまで摂取しても有害な影響が無いとされていたり、長期的な調査においても経口摂取であれば有害な影響が無いとされています。

ただ、一部の人は遺伝的にαリポ酸を摂取するとインスリン自己免疫症候群という低血糖発作が起こる可能性がありますので、調子が悪いと思ったら即刻中止することをおすすめします。

日本人のαリポ酸の平均摂取状況は?

日本人のαリポ酸の平均摂取状況は残念ながら見つけることが出来ませんでした。しかし、食事からαリポ酸を摂取しようと思っても、食事に配合されている量はかなり少ないので、サプリメントなどの形で摂取していない場合は、平均摂取状況は少ないのかもしれません。

αリポ酸を食べ物で補給するには?

一般の食品に含まれるαリポ酸の量ですが、100g当たりでみますと、ホウレン草には0.024mg、ブロッコリーには0.010mg、トマトには0.003mg、えんどう豆には0.004mgと言われています。

αリポ酸は吸収率に気をつけて!

食事から取れないからサプリメントでαリポ酸を取ろうと思う場合は吸収率に気をつけましょう。αリポ酸は脂溶性・水溶性の両方の性質があります。脂溶性の栄養素というものは他の脂溶性のものにくっつきやすく、分子量が大きくなってしまい、腸の中で吸収されない大きさになってしまう可能性があります。その為、サプリメントで100mgとったとしても、実際に吸収されているのは微量だったりすることもあるのです。

サプリメントで取る場合は選び方が本当に重要です!選び方をしっかりとマスターして、よいサプリメント選びを心がけましょう!

参考:完璧なサプリメントを飲むなら知っておきたい5つの選ぶ基準とは?

参考

Free Radic Biol Med. 1999 Aug;27(3-4):309-14.
Oral administration of RAC-alpha-lipoic acid modulates insulin sensitivity in patients with type-2 diabetes mellitus: a placebo-controlled pilot trial.

Free Radic Biol Med. 1998 Apr;24(6):1023-39.
Alpha-lipoic acid in liver metabolism and disease.

栄養カテゴリの最新記事