20代のうちは健康についての意識はそんなに高くありませんが、実は20代から健康を意識するのは超賢いことなのです。今回はその理由をまとめてみました。
現代の20代は平均して100歳まで生きる?
ご存知の方も多いと思いますが、これから寿命は圧倒的に伸びていきます。下記は、イギリスが出しているOffice of National Statisticsの図です。
この図をみて分かる通り、寿命は延びていくことが分かります。
1850年までは、40歳前後だった寿命が、わずか、200年の間で60年も伸びた100歳前後になるのです。1900年から、農業革命が起きたり、戦争が減ったりすることにより、平均寿命は著しく伸びていくのです。
平均寿命が伸びた理由はなんなのか?
それは死因の変化を見れば明らかです。下記の図は厚生労働省のサイトから引用した図です。
昭和22年といえば、1947年となります。昭和22年の時に多かった結核が圧倒的に減っています。これはワクチンの発明です。このように、ウイルスに対応するワクチンが発明されたり、医学が進歩することにより、死因が変わってくるのです。
また、世界初の抗生物質である、ペニシリンの発明も1928年でした。
20代の方たちは、現在1990年台に生まれているので、平均100歳前後生きることになるでしょう。
平均寿命は延びたが健康寿命は延びていない
平均寿命とは、人間が生まれてから死ぬまでの期間です。一方で健康寿命とは人間が病気にならずに生きていける期間のことを言います。ピンピンしていたら健康寿命と平均寿命は同じになるということですが。
先ほど『寿命が延びている』と記載しましたが、寿命が延びていったとしても、残念ながら健康寿命は延びてはいないのです。下記の図は厚生労働省のサイトに記載されておりました図になります。
この図を見て頂ければ分かるとおり、平均寿命と健康寿命には差があります。
言い方が悪いかもしれませんが、この差が寝たきり・病気を患っている・薬を飲んで生きる・ずっと入院する年数となってしまうのです。
これを現代の20代の50年後を想像した時にどういうことが起こるのでしょうか?より寿命は長くなる。そして、健康寿命は中々変化が無いと言う風に読み取ることが出来ますし、ますます平均寿命と健康寿命の差が乖離していくと思われます。悲観的に見るか、それとも楽観的に見るかは、その人次第になりますが。
URL http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/dl/chiiki-gyousei_03_02.pdf
健康でないと20代が抱える問題に対処出来ない
20代は問題が山積みの世代だといわれておりますが、中々実感することが難しい。
問題だけを列挙すると下記の問題があると思われます。
20代が今後抱える問題まとめ
- 年金の崩壊
- 海外との労働力競争
- 技術革新による、仕事が無くなること
- 平均寿命と健康寿命
- 医療制度の崩壊
- 少子高齢化
- 晩婚化
こちらにも詳しくまとめてありますので、より詳しく知りたい方はご覧ください
これだけ色々なことを抱えているのに、実感することが難しい。それは何故でしょうか?
生活の豊かさが問題を実感できなくてしている?
20代が今後抱える問題を実感することが出来ない理由は…生活自体が豊かになっているからです。簡単に言えば、今の世の中というのは非常にコスパが良いのです。
インターネットの進化、行き過ぎたデフレによって、お金をかけずに行うことが出来るようになったからです。
例えば、自分の例から考えてみましょう。
今、自分はカフェの中でwifiでインターネットにアクセスしながら、100円のコーヒーを飲み、youtubeで音楽を聴きながら、この記事を記入しております。しかし、これを20年前同じことを行おうとおもったら、そもそもインターネットで記事をかけないから、手書きかワープロで記入し、雑誌に出稿し、コーヒーも500円から1000円のものを飲み、音楽をyoutubeが無いので、CDをレンタルして借りなければいけなかったりと、著しく手間と労力が掛かっていたのです。
健康は無料にはならないので対処が必要
これからの時代は裕福になっていくのか、健康も無料になっていくのか?と考えがちですが、そんなことは無いと思われます。
何故なら、景気が悪く社会保障もままならない日本において、社会保障費の増大を防がなければ、国が回復していく道筋が無いからです。
健康であればお金を稼ぐことが出来る
先ほどの取り上げた問題を要約すると「お金の問題」です。少子高齢化や晩婚化による老人の一人世帯の増加は、支える家族が少なくなることを意味しています。また、年金がもらえないとか、社会保障制度に負担がかかっていくことを考えると、20代が老後を迎えた時に負担する金額は増加することでしょう。
つまり、自分の身は自分で守らなければ行けなくなります。その時に大切なものがお金です。
年金が無い世の中で、60歳を迎えた時に、どのように生活していきますか?自分が稼げなくなったら終わります。
つまり、60歳、70歳、80歳になっても稼げるようにならないといけません。
体は資本です。常に自分が稼げる力を身につけ、健康的に仕事が出来るようにしておかないと、いけなくなる可能性も高いのです。
まとめ:20代から健康に気を使うことは超賢い
これまでの問題を見てきましたが、要は20代のうちから健康に気を使うことは非常に賢いということです。
20代のうちから健康に気を使うこと、若者であるうちから健康に気を使うこと。
最後に、20代のうちから健康に気を使うことのメリットを紹介して終わりにしたいと思います。
- 老後も健康でいられる可能性が高くなる
- 老後破綻状態になりにくい
- 疲れにくい体を手に入れて出世しやすくなる
- 集中力が上がるので出世しやすくなる
- 不調が出づらいので趣味も仕事もバンバン出来る
- 70代を超えてもお金を稼ぐことが出来る
などなど…たくさんのメリットがあります。是非、健康に意識した生活を取り組みましょう