「目がつかれたなぁ…」
「目がしぱしぱするわぁ…」
目が疲れている人にオススメしたい栄養素がゼアキサンチンです。
目に良い栄養素として有名所と言えば、ルテインとゼアキサンチンですよね。
今回はゼアキサンチンについてご紹介いたします。
ゼアキサンチンとは?
ゼアキサンチンとは目の網膜に含まれるカロテノイドの一種です。
脂溶性のファイトケミカルに分類されます。
目の中でも特に黄斑の中央部はゼアキサンチンが主要な物質です。
一方で、目の植物性栄養素として有名なルテインは、目の網膜周辺部位の主要な物質と言われています。
>>ファイトケミカルって何?主要な成分を脂溶性・水溶性ごとに表にまとめてみた
ゼアキサンチンもルテインと同じように緑黄色野菜に含まれているカロテノイドになります。有名なところで言えば、トウモロコシやサフランにふくまれています。
>>ルテインサプリを摂る前に?目に良く視力もアップすると言われるルテインについてまとめてみた!
ルテインが生体内の代謝によって作られたものがゼアキサンチンとも言われています。
つまり、ゼアキサンチンはルテインからできているのです。
ゼアキサンチンの効果とは?
- 白内障・加齢黄斑変性の発症リスクを抑える
- 視力を回復する可能性
- 紫外線やブルーライトによるダメージを抑える
ゼアキサンチンはルテインと共に活性酸素から目を守ります。
黄斑部に届いた有害なブルーライトをブロックし、抗酸化作用により目を守ります。
ゼアキサンチンの抗酸化成分でブルーライトをぶっ録することで、白内障や黄斑変性症を抑えるとも言われています。
また、最近の研究ではルテインやゼアキサンチンは皮膚に存在するという発見がありました。
動物実験により、紫外線やブルーライトによる皮膚のダメージなどに対する有用性が発見されているのだと言われています。
ゼアキサンチンがオススメな人は?
ゼアキサンチンはルテインとともに目の特効薬的な存在になります。
そのため、ゼアキサンチンがオススメな人は、スマートフォンばかり見ている人やパソコンばかりしている人、及び、プログラマーやシステムエンジニアなど、普段から目を酷使する職業に就いている方は、日頃からルテインやゼアキサンチンを摂ることがおすすめです。
ゼアキサンチンの一日の推奨量は?
日本人のゼアキサンチンの推奨量は、残念ながらレポートされていません。
これはゼアキサンチンは健康の保持増進効果を確認したものではなく、分類上は一般食品になるため、安全性や推奨基準や上限量が定められていないからです。
1994年のハーバード大学の研究によると6mgが適量だと言われています。
日本人のゼアキサンチンの平均摂取状況は?
日本人のゼアキサンチンの平均摂取状況も、残念ながらレポートされていません。
これはゼアキサンチンは健康の保持増進効果を確認したものではなく、分類上は一般食品になるため、安全性や推奨基準や上限量が定められていないからです。
参考までに、主要カロテノイドの平均摂取量は、ドイツでは、5.33mg/日で、スペインでは3.5mg/日でした。
アメリカ人の高齢者は、ルテインとゼアキサンチンは合わせて平均で3mg/日とっています。
ちなみに、ゼアキサンチンの副作用は今まで報告がありません。
ゼアキサンチンを食べ物で補給するには?
ゼアキサンチンもルテインと同じく緑黄色野菜に多く含まれています。
例えば、ほうれん草・ケール・パセリ・ビーズ・レタスなんかに含まれていると言われてます。また、トウモロコシやサフランにも含まれていると言われています。
ゼアキサンチンは脂溶性のファイトケミカルですので、ヒトの消化器官との相性が悪いです。
ヒトの消化器官は水をベースにして消化をしますので、脂溶性の栄養素の吸収は苦手とします。吸収率を上げるには油と一緒に炒めたりすると良いと思います。
また、毎日緑黄色野菜を摂ることが難しいヒトにはサプリメントで摂ることがおすすめです。
ただし、サプリメントは粗悪なものもあるため、注意が必要です。無駄なサプリメントを避けたいとお考えであれば、下記のサプリメントの選び方を一度ご覧になっても良いかもしれません
ゼアキサンチンまとめ
- ゼアキサンチンは緑黄色野菜から取れるカロテノイド(脂溶性のファイトケミカル)である
- 白内障や加齢黄斑変性などの予防効果があり、目の保護に良い栄養素である
- ゼアキサンチンは毎日6mgを摂ることがオススメとされている
- 緑黄色野菜を摂るかサプリメントでの摂取が望ましい
なかなか聞かない栄養素かもしれませんが、ゼアキサンチンをちゃんと飲んで、目を気にかけていきたいですよね。
参考資料:Lutein and zeaxanthin in eye and skin health.
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