女性ホルモンは大切と言われていますが、女性ホルモンとは実際にはどのようなものなのでしょうか?今回は女性ホルモンの一種であるエストロゲンについてまとめてみたいと思います。
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エストロゲンとは?
エストロゲンとは油が原料であるステロイドホルモンと呼ばれており、原料はコレステロールが出来ています。また、エストロゲンとは女性ホルモンの一種になります。女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンという二種類があると言われています。
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エストロゲンの性質・機能・効果とは?
エストロゲンのみならず女性ホルモン全体に言える役割としては、ビタミンDの活性化が言われています。ビタミンDを活性化することにより腸におけるカルシウムの吸収を促し、腎臓に働いて尿でカルシウムが排出されるのを防ぐ効果があると言われています。このビタミンDの活性化により、骨を丈夫にすることが出来ます。これは妊娠出産によりカルシウムを失いやすい女性であるからこその特徴といえるでしょう。
また、女性ホルモンの役割として血管を丈夫にする効果もあります。女性が男性よりも長生きだと言われているのは、血管が丈夫だからといわれていますが、それは女性ホルモンの効果かもしれません。
また女性ホルモンはインスリンの分泌を高め、インスリンの作用を強める効果があると言われています。妊娠出産にはある程度の脂肪が必要であり、女性ホルモンは余分なカロリーがあると脂肪として蓄積しようとします。
エストロゲンは主に排卵準備のためのホルモンと言われており、これから受精を目指すためのホルモンとも言われています。そのため、攻めのホルモンとも言われています。
エストロゲンの性質・機能・効果をまとめると下記のとおりです
- ビタミンD活性化により骨が丈夫になる
- 余分なカロリーを死亡として貯め込む
- 血管を丈夫にする
- 排卵準備をする
エストロゲンが十分にケアされていないと?
女性ホルモンが減少してくる時期である、更年期障害は骨粗鬆症を引き起こすと言われていますよね?これは、女性ホルモンが不足することにより、ビタミンDが活性化されないため骨が弱くなるから引き起こされると言われています。
また、女性ホルモンは脂質の代謝も行っていますので、女性ホルモンが不足すると、脂質代謝異常や乳房の萎縮、物忘れなども引き起こすとも言われています。生理不順なども女性ホルモンが原因であると言われているケースもあります。女性ホルモンが減ることにより、男性ホルモンが優位になっていくため、抜け毛が増えるともいわれているのです。
エストロゲンが不足すると起こる影響は下記のとおりです
- 骨粗鬆症の恐れ
- 脂質代謝異常の恐れ
- 乳房の萎縮の恐れ
- 物忘れの恐れ
- 生理不順の恐れ
- 抜け毛の恐れ
エストロゲンを意識したケアがオススメな人は?
エストロゲンは特に更年期に近い方は意識してケアすると良いでしょう。
また、生活習慣の乱れやストレスにより、女性ホルモンは簡単に乱れるとも言われています。日頃ストレスを感じている方や、生活習慣が乱れている方も女性ホルモンには十分に気をつけると良いと思われます。
エストロゲンの日頃からのケア方法とは?
エストロゲンと似たような性質をするのは大豆などに含まれているイソフラボンです。イソフラボンを意識的に摂ることにより、エストロゲンが不足している場合に補う効果があると言われています。豆腐や大豆なんかもそうですね。
逆にエストロゲンの分泌が多すぎると乳がんや子宮がんになる恐れがあるので、注意が必要です。余談ですが植物性のエストロゲンである天然のイソフラボンはその性質上、エストロゲンに対する拮抗作用もあり、エストロゲンが過剰分泌にならないようにある程度の量になったらエストロゲンにならないようなブレーキの作用があるのだそうです。
エストロゲンまとめ
- エストロゲンは女性ホルモンの一種
- エストロゲンは排卵準備のためのホルモン
- 女性ホルモンは骨・脂質代謝・血管などに効果的
- 大豆イソフラボンはエストロゲンと同じ働きをする