細胞の生まれ変わり(新陣代謝)について2年で生まれ変わるとか、7年で生まれ変わるとか聞いたことありませんか?
ですが、細胞の生まれ変わりの周期は、細胞の部位によって期間が違うのです。
細胞の生まれ変わり周期は細胞ごとにことなる?
細胞の生まれ変わりの周期は各部位の体細胞ごとに異なります。骨・血液など様々な部位がありました、下記に一覧としてまとめてみました。
骨格の生まれ変わりは10年
骨格は完全に新しいもとのなるのには10年はかかります。骨は生まれ変わるために、骨を壊す破骨細胞と、新しい骨を作り出す骨芽細胞がそれぞれ誕生します。
血液の生まれ変わりは大体4ヶ月
血液は大体4ヶ月で新しいものに生まれ変わるのだそうです。赤血球の寿命は約120日とも言われています。
心臓の生まれ変わりは年間で1%
心臓の筋肉の細胞はなかなか入れ替わらないそうです。20歳を過ぎると年間1パーセントしか入れ替わらない上に、歳を取るとさらにその入れ替わり速度は遅くなっていきます。
心臓癌という言葉は聞いたことが無いと思いますが、これは心臓は細胞の生まれ変わり周期が殆ど無いので、癌化した細胞が増殖することが無いからとも言われています。その代わり休みなく働いている臓器ですから、きちんとしたケアが必要ですね。
心臓のケアに必要な栄養素はオメガ3系やコエンザイムQ10・αリポ酸になります。
胃の細胞の生まれ変わりは5日
胃は生まれ変わりが早いです。口から有害物質や刺激物が入りやすいですし、胃酸で細胞が溶けていることもあるので、細胞の生まれ変わりが早いのでしょう。
食べすぎて胃が炎症を起こしたとしても新陳代謝が早いので助かりますね。余り食べすぎないほうが良いと思いますが…。
小腸の生まれ変わりは2日
小腸の生まれ変わりは、2日だそうです。これは腸内は口から有害物質や刺激物が入りやすいので、腸内細胞は傷みやすいから生まれ変わりが早いのだと言います。
ちなみに、小腸の生まれ変わりはうんちをした時に古い細胞が剥がれ落ちるのだそうです。
ウンチの5~10%が「腸粘膜の細胞」です。「古い細胞がはがれ落ちる」というのは、皮膚で垢(あか)ができるときと同じ仕組み。腸の中では、連日10g以上の“垢”が発生しています。
肌の細胞は、入れ替わるのに1カ月ほどかかりますが、腸の細胞はわずか2日。驚異的なスピードで生まれ変わっているのです
腸は免疫だったり慢性疲労症候群だったりが影響してくる身体にとってとも大切な器官になりますので、新陳代謝も狂ってほしくないところですね。
参考腸が悪いと栄養も無駄?腸内環境は子供に引き継がれる?腸内環境を絶対に整えるべき7つの理由とは?
また、小腸の新陳代謝が乱れてしまい、小腸が汚い状態になると栄養の吸収も滞ってしまいます。小腸を常にきれいに保つには乳酸菌や食物繊維といったものが大切になってくるのです。
参考小腸は栄養吸収の為?小腸を圧倒的にキレイにする5つの習慣
筋肉・肝臓が生まれ変わるのは2ヶ月と言われているが…
筋肉の細胞の入れ替わりは2ヶ月と言われています。しかし、これはあくまで通説というか厳密な理由が見つかりませんでした。おそらく面積が多いからとか、筋肉になる期間が早いからとかかもしれません。
肌や髪は 1ヶ月で生まれ変わる
肌は28日でターンオーバーをするというのは広く広まっている通りです。また、文献によって異なりますがおよそ28日から60日程度と考えておくと良いかもしれません。
肌のターンオーバーは美肌を作るにはかなり重要であり、ターンオーバーが狂うとシミやシワの原因にもなります。
参考28日周期より早いとNG!肌のターンオーバーを正常化する習慣とは
歯のエナメル層や、神経系は入れ替わりが効かない
歯のエナメル質を増やすことはできないと言われています。また、大脳皮質に存在しているような神経系なども入れ替わりが効きません。
まとめ:細胞の生まれ変わりは部位による
細胞の生まれかわる速度は部位によりますが、完全に生まれ変わるまでには遅いものでも10年は掛かります。
部位によっては急速に体を作られますし、徐々に作られる部分もあるんですね。だからこそ、日頃の栄養管理や生活習慣が大切になってくるのです。
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