細胞膜は死因の6割と関わる?細胞膜を簡単にまとめてみた!

細胞膜は死因の6割と関わる?細胞膜を簡単にまとめてみた!

以前、昔と今の死因の変化を見る【感染症→???】でも記載しましたが、厚生労働省が発表している死因の6割はガン・心筋梗塞・脳卒中と言われています。。

上記の記事でも書いておりますが、現代の死因の根本原因は生活習慣病です。そして生活習慣病は、人体の中に37兆個もある細胞の外側の膜と密接に関わっていることをご存知でしたでしょうか?

細胞膜をケアすることにより生活習慣病が予防される?今回は細胞膜についてご紹介します。

細胞膜の役割を知ってますか?

材料は脂質、タンパク質、コレステロール、糖から成り、膜の大部分は脂質(リン脂質)で成り立っています。

また、細胞膜の役割を記載すると下記のようになります。

通るものを選択する?門番の役割

細胞膜は半透膜という性質を持っていて、細胞膜の状態や物質によって通すか通さないかを細胞膜自体が判断しています。

例えば体にとって必要な栄養物は取り込むことができますし、体にとって有害なものを通さないようにすることが出来ます。脂溶性ビタミンは細胞膜を自由に通過することができますし、脂溶性のホルモンも細胞膜を自由に通過できると言われています。同様に細胞の外側にある液体を流入するのを避け、細胞内部からの液体が流出するのを防ぎます

いわゆる門番みたいな役割です。

細胞内膜内の物質は細胞膜に空いた孔をつうじて、タンパク質やエネルギーを放出したり、栄養分や酸素を細胞内に取り込んだりしています。

老廃物の排出をする?お掃除のプロとして

先ほどの通るものを選択するということと同様に細胞膜では老廃物の排出を行うことができます

細胞の中に溜まった悪いものを色々な手法を使って外に排出する。いわば細胞膜はお掃除のプロとしての働きもあるのです

ホルモンの受容体としての働き?

水溶性のホルモンの受容体は細胞外部にあり、脂溶性のホルモンの受容体は細胞膜にあると言われています。

水溶性ホルモンとは、甲状腺ホルモン・膵臓ホルモンのインスリンやグルカゴン・視床下部ホルモン・脳下垂体ホルモンがあります。

脂溶性ホルモンには、コレステロールから構成されるステロイドホルモンや、性ホルモン・コルチゾールや甲状腺のホルモンなどがあると言われている。

その他のホルモンについては下記をごらんください

参考人間のホルモンの種類とは?主要なホルモン40種類の名称と役割まとめ!

細胞膜にオメガ3系脂肪酸が吸収されることによって膜に取り込まれたオメガ3系脂肪酸は酵素や受容体や輸送タンパクなどにも影響すると言われています。細胞膜を良い状態に保つ場合にはオメガ3系脂肪酸が効果的です。

膜に取り込まれたω3系脂肪酸は構成脂肪酸組成を変えることで膜流動性を増加させ, 膜に結合した各種の酵素・受容体・輸送タンパクな どに影響を及ぼし, 関連した細胞内情報伝達系などを介して生理機能を発揮することが出来る。

LINKω3系脂肪酸と認知機能

参考オメガ3系は健康に必要不可欠!オメガ3系脂肪酸の役割と不足時の影響まとめ!

細胞膜が不調とは?不調だとどうなるの?

一言で言ってしまえば生活習慣病にかかりやすくなります。ただそれだけだと説明不足ですよね?少し難しい話になるが、下記にまとめてみました。

細胞膜はほとんどが脂質とタンパク質で出来上がってしまう。つまり私たちが食べたものによって、37兆個(説によれば60兆個)もの細胞の膜が出来上がってしまうのです。この細胞膜が不調とはどういう状態になってしまうのでしょうか?

細胞膜の材料がないとどうなる?

細胞膜の材料は、タンパク質や脂質ですが、タンパク質が不足をすると各臓器が弱くなりガンになるリスクが増えると言われています。

各臓器の細胞膜の材料が足りなければ、細胞が弱くなり、がんになるリスクも高まります。

引用:正しい“タンパク質”ライフ PART2/タンパク質不足が招く悪影響④心の病気、免疫力低下

また、リン脂質が不足すると、細胞膜の正常な働きを保つことができなくなるり、血管にコレステロールが溜まると言われています。

レシチンなどのリン脂質が不足すると、細胞膜の正常な働きを保つことができなくなったり血管にコレステロールがたまるなど、動脈硬化や糖尿病といった生活習慣病につながる症状を引き起こします。

引用:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

細胞膜の状態が悪い=細胞膜が固くなる?

現代人の食生活は普段食べている油の質がオメガ6系に傾いていると言われています。オメガ6系とは肉やサラダ油などに入っている油であり、我々が普段の食事に意識をしなかったら四六時中取っている油です。

この油は常温では固形になるという性質を持っている為、細胞膜がオメガ6系で出来上がっていると、細胞膜が固くなると言われています。

細胞膜が固くなると、ホルモンの受容体としての働きが鈍くなったり、老廃物の排出がうまくなされなかったり、栄養素が細胞膜を透過しなくなったりするので、人体にとっては悪影響になるそうです。

また、オメガ6系を食べ過ぎていると炎症を引き起こします。

n-6系アラキドン酸由来のプロスタグランジンやロイコトリエンが炎症の惹起に関わる

引用:脂肪酸バランスと炎症の制御

しかしながら、オメガ3系をきちんと摂取している人は、オメガ6系が引き起こす炎症について拮抗作用を発生させて、抗炎症作用が働くとも言われています。

n-3系列のEPAやDHAは、オメガ6系列の起炎性アラキドン酸カスケード(プロスタグランジン、ロイコトリエン)に拮抗的作用することに加え、n-3系脂肪酸由来の抗炎症性代謝物(レジルビン、プロテクチン)が生成することにより抗炎症作用を発揮していると考えられる

引用:脂肪酸バランスと炎症の制御

オメガなどの脂肪酸については下記のページをご覧ください。

参考オメガ3系は健康に必要不可欠!オメガ3系脂肪酸の役割と不足時の影響まとめ!

先ほども申し上げました通り、脂肪とは細胞膜を作りますが、動物性の油ばかりをとっていると、細胞膜に柔軟性が無くなります。では、マーガリンなどで使われるトランス脂肪酸についてはどうなのでしょうか?

マーガリンとは、植物油という常温では液体になるものに、水素を添加して人工的に固形油にするという特徴があります。

トランス脂肪酸が体内に入り込むと、細胞膜の材料になりますが、人工的に作られた脂であるため、細胞膜の機能を鈍らせてしまうということが言われています。

栄養の吸収を妨げるだけでなく、老廃物の排出も妨げてしまうので、その結果病気になりやすい体になったり、使われなかったトランス脂肪酸は内臓に蓄積して、内臓脂肪の原因にもなったりします。

マーガリンだけでなく「ショートニング」にもトランス脂肪酸が多く含まれていると言われているので注意が必要です。

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