食品添加物や、大気汚染など、今の世の中で最も働いている臓器といえば、肝臓といっても過言ではありません。
こんなに素晴らしい働きをしているにも関わらず、肝臓の働きについて知らない人が多い。
本日は、そんな肝臓についての内容をまとめてみました。
肝臓の働きは？
肝臓は、主に、アルコールなどの毒素を分解し、グリコーゲンやビタミン・ホルモンを貯蔵します。
アルコールなどの毒素を分解
肝臓の解毒作用というのは、体内に入った食品添加物や薬、アルコールといった人体にとって異物となるものを体内に取り込み、毒素を分解して無毒化します。
例えば、アルコールを分解するときは、水素とアセトアルデヒドに分解し、更にアセトアルデヒドを炭酸ガスとみずに分解して、体外に排出します。
また、余った有害物質やタンパク質も分解します。そうすることで生じるものがアンモニアであり、このアンモニアを尿素に変えて体外に排出するのです。
毒素を分解するときに活性酸素が生じます。肝臓は一番毒素を除去しているので、一番活性酸素を出している臓器とも言えるのです。
ちなみに、一説によると、お酒に強い弱いは、肝臓の大きさや、分解酵素の強さによる。飲んでも強くならない可能性があるとのことも言われております。
解毒システムについては、下記をご覧ください。
グリコーゲンやビタミン・ホルモンの貯蔵
毒素を分解するだけでなく、小腸で吸収されたグリコーゲンやビタミン・ホルモンの貯蔵も肝臓が行なっています。必要なときにエネルギーとして体内に送り出すのも肝臓の役割です。
胆汁の生成と分泌
一二指腸で脂肪を分解するときに使われる胆汁ですが、その胆汁の生成は肝臓で行われています。
肝臓が弱り機能不全になると…
肝臓が弱ってしまい、機能不全になるとどうなるのか…
頭にまで毒素が回り、脳の機能不全に陥る？
これは人に聞いた話ですが、肝臓の病気で肝臓が機能しなくなった人は、脳にまで毒素が回ってしまうので、痴呆症のような症状が出てしまうと言う話も聞いたことがあります。恐ろしい話ですね。
シミが出来る
肝臓が機能不全になってしまうと、血中に毒素が流れしまい、それが肌にとって刺激になりメラニンを誘発するとも言われています。
日頃から出来る肝臓のケアとは？
日頃から出来る肝臓のケアですが、何よりもやはり毒素を取りすぎないことが大切です。
食品添加物や薬の飲み過ぎは抑える
体にとって異物と感じられるものは極力抑えて、天然のものを心がけましょう。自炊をするのも良いかもしれませんね。
冷たいものを食べない
冷たいものを食べることは、肝機能に関わらず消化器官低下させてしまいます。夏だからといって普段からキンキンに冷えた飲み物を飲むのではなく、普段は常温の飲み物を飲み、時々冷えた飲み物なんかを飲むと良いのかもしれません
アルコールは適量にする
アルコールも肝臓にとって良いものではありません。こちらも、飲み過ぎるのではなく、普段からほどほどにしましょう。
お腹を温める
肝臓を温めることによって、肝機能が上昇すると言う効果もありますので、体を温めましょう。
肝機能ケアにオススメの栄養素は？
肝臓のケアにオススメの栄養素をあげてみました
ビタミン・ミネラル
代謝や抗酸化にはビタミンとミネラルが必須ですから、通常通りビタミン・ミネラルを意識した生活は必要になります。
食物繊維
食物繊維をとることにより、便秘の可能性が下がり、肝臓が毒素を体外に排出するメカニズムを助けることにつながります。大腸に便が溜まると、そこから発生する毒素を肝臓が除去するという悪循環に陥るので、それを防ぐ効果があるのです。
Lシスチン・マリアアザミ
Lシスチンは、体内に入るとL-システインというアミノ酸に分解されます。このアミノ酸は肝臓の代謝に不可欠です。肝臓で発生するグルタチオンという抗酸化物質に変化するのが、このLシスチンなのです。
マリアアザミはドイツでは薬にも認定されており、肝臓の薬＝マリアアザミとして認可されているものです。
マリアアザミについては下記をご覧ください。
牡蠣
牡蠣の中にあるタウリンは肝機能を再生させるというデータもありますので、牡蠣もオススメです。
