私達は食べる物を選択をして生きています。ある時は、お菓子が食べたくなるし、またあるときはりんごを食べたくなる時があると思います。
食べ物はとても重要です。You are what you eat(あなたはあなたが食べたもので出来ています)ですから、自分の意思できちんと選択を食べ物を選んでいくことが大事でしょう。
しかしながら、無意識で選んだ時に、健康とは程遠いものを選んでしまうことがありますよね?例えば、デートで夕食を食べる時のとっさのお店選びとか、果物を選ぶよりもお菓子を選んでしまったりとか、あると思います。
では、何故、私達はあるものを食べたくなるのでしょうか?
もしも、この選択のメカニズムを知り、上手く活用することが出来れば、ダイエットや健康法にも効果を発揮するし、日常生活でも何かしらの得になるかもしれません!!
MNTというサイトに下記の記事が掲載されていたのでご紹介
Food choices influenced by memory
食べ物を選択するときに働いているものは?
二つの食べ物を選ぶ際に、無意識のうちにどのようなことが働いているのでしょうか?一般的にいえば、健康になりたいという思いや、「甘いものがたべたーい!」という砂糖を欲しがる欲求という風にいわれております。
しかしながら、最新の研究では、そういった自分自身の欲しがるものではなく、特定の食べ物の記憶によって私達の選択は影響されていると言うことが証明されたというのです。
スイスのバーゼル大学のDr. Sebastian Gluthと同僚は、今まで明らかにされていなかった。「夕飯を選ぶ」と言った、私達の多くの日常の決定の際に働く神経学的過程を明らかにするために、ある実験を行いました。
要するに、何かを「決める」際に、脳の中で何が起こっているのかを調べてみたわけです。
実験は、60人の若者に協力してもらいました。コンピューター上にチョコレートバーや、プレッツェルおよび、チップなどを含む48種類のスナックを表示しました。表示する際に、画面上の特定の位置に割り振っています。その後、参加者に優先順位を聞いてみました。
次に、2種類のスナックを尋ね、どちらを選ぶのか選択させました。その間に機能的磁気共鳴画像(fMRI)を受けさせました。60名の内の30名は、先ほどの画面で見たスナック菓子の「場所」のみを示されました。また、残りの30名は画面上で直接スナック菓子を示されました。
機能的磁気共鳴画像の例
研究の結果、優先順位が低い場合でも?
研究の結果明らかになったことは、優先順位を低く設定していた場合にあっても、場所と相関して覚えた方が、選ぶ可能性が高いということが示されました。
一方で、直接スナック菓子の映像を見せられた場合は、以前の優先順位と比例していました。
先ほどのfMRIも確認してみたところ、選択を迫った際に、記憶を司る海馬と意思決定をする間の通信が増大したことが分かった。
上記が、先ほどの記事で書いてあったことを意訳してみた結果です。
すなわち、何かと関連付けて覚えているもの(例、思い出など)を選ぶ可能性が高いそうです。例えば、ケーキであれば「誕生日で食べたケーキ」のように、覚えており、無意識のうちに決定されるのでしょう。
健康的なものを関連付けて覚えるようにする!
この法則を応用するために、恐らく以下のことが望ましいと思われます。
すなわち、健康的なものにこそ関連付けて様々なことを覚えることが望ましいということです。
例えば、あの子供の頃に味わったカップラーメンの極上の味・・・という風に覚えていた場合には、何かを選ぶ時にカップラーメンが常に選ばれてしまう可能性がありますので、それを上書きするくらい強い関連付けをすれば、自ずと選ばなくなると思います。
何かを記憶したいと思ったら、強烈な記憶が残りそうな場所で健康的なものを食べるとか大事です。バンジージャンプ前に青汁を飲むとか、朝に必ずコーヒーを飲むという習慣をつけるとか、おしゃれなレストランであってもまずは、野菜から食べるようにするとか。
そういう風に関連付けて記憶していくことによって、健康的なものを積極的に採ることが出来るようになるのかなと思います。