医学には西洋医学と東洋医学があることを知っている方はたくさんいると思いますが、病気についての考え方の違いはご存知でしょうか?西洋医学は論理的な学問であるので因果律のあるものしか認めません。一方で東洋医学とは統計的な学問であるので、因果律以外の統計的なものも認める傾向にあります。
その東洋医学に置いて病気の原因とされているものの中に『低体温・低酸素・高血糖』が病気を引き起こすというものがあります。それは一体どういうことなのでしょうか?
低体温・低酸素・高血糖状態を引き起こす生き方は?
低体温・低酸素・高血糖状態を引き起こす生き方とは、偏りすぎた生き方です。
つまり、何かをするにしてもこだわりすぎることや、働きすぎることや遊びすぎることから生じる寝不足、好き嫌いが招く偏食しすぎが低体温・低酸素・高血糖状態を引き起こすと言われています。
偏りすぎる生き方をし続けると、体のバランスを整える自律神経のバランスに狂いが生じてしまったり、体の中の栄養が足りないという栄養失調の状態になってしまいます。
その結果血流が悪くなってしまうため、病気が引き起こされていますのです。
交感神経偏重になっていませんか?
過酷な生き方をしすぎていると、交感神経偏重になってしまいます。
交感神経偏重な生き方の例とは?
- 働きすぎ
- ストレスをかけすぎ
- プレッシャーをかけすぎ
上記の状態を続けていると、交感神経偏重になってしまうのです。
交感神経が強すぎると体の中の自律神経が崩れてしまいます。その結果病気を招いてしまいます。
交感神経偏重になると顆粒球が悪さをする?
ストレスが過剰になると、交感神経偏重になってしまいます。
交感神経偏重になると、顆粒球の動きが活発になり、顆粒球が自爆するときに出てくる活性酸素が組織に炎症を引き起こし、組織破壊を引き起こします。その結果、正常な細胞も働きが鈍くなってしまうので、病気になってしまうと考えられています。
副交感神経偏重になていませんか?
ラクしすぎる生き方をしていると、緊張感がないので、副交感神経偏重になってしまいます。
副交感神経偏重の生き方とは?
副交感神経偏重な生き方とは下記の通りです。
- ストレスも感じない
- プレッシャーも感じない
- ずっと家にいる
上記のような生き方をしていると副交感神経偏重になってしまうのです。
副交感神経も強すぎてしまえば体の中の自律神経が崩れてしまうため、体の中に異常が生じてしまい病気になってしまうのです。
副交感神経偏重はリンパ球の活動を活性化させる
リラックス過剰になることで副交感神経偏重になりますが、副交感神経偏重になるとリンパ球の活動が活性化します。細かい説明は省きますが、その結果、アレルギーになってしまうのです。
低酸素状態は血流が悪い状態?
低酸素状態になっていませんか?と言われても、『ちゃんと呼吸しているから特に問題は…』と思われる人も多いと思います。低酸素状態というのは、血流が悪いということです。
なぜ、血流が悪いと低酸素状態だと言えるのかというと、血液は体の中を巡って酸素や栄養を運んだり、二酸化炭素や不要物の回収を行います。血流が悪いということは、体の中に酸素や栄養が満足に運ばれることはありません。また、二酸化炭素や不要物の回収なんかも血液で行われますがそういった働き全体も滞ってしまうのでしょう。
その結果、細胞一つ一つに元気がなくなってしまうため、細胞それぞれが病気になってしまいます。
その結果病気も招いてしまうのです
低体温になってしませんか?
低体温になってしまうと、免疫力が弱くなるのは勿論のこと、体の中に巡っている不要物を回収するリンパの流れが悪くなってしまい活躍できなくなってしまいます。
高血糖状態は栄養不足が引き起こす?
体内エネルギーの生成は主に、解糖系と呼ばれるエネルギー生成とミトコンドリア系と言われるエネルギー生成の方法があります。
ミトコンドリア系のエネルギー生成は栄養素(ビタミンBやCoQ10)と酸素が必要になりますが、解糖系のエネルギー生成は糖が沢山必要になります。
血流が悪くなったり、低体温状態になると体の中に酸素が供給されなくなります。その結果、体のエネルギー精製が酸素を使わないものに偏ってしまいます。その結果、解糖系のエネルギー生成に偏ると言われています。解糖系のエネルギー生成に偏るということは、より糖が必要であると体が認識しますので、高血糖状態になりやすくなります。
まとめ:低体温・低酸素・高血糖の状態が病気を引き起こす
つまり低体温・低酸素・高血糖の状態になると人は病気になると言われています。
逆に病気にならないような体作りを目指すのであれば、体温をあげて、身体中を酸素で満たしてあげて、血糖を下げるような食生活にすると良いということでしょう