アメリカでは、総人口のうちの100万人が感染している
日本では毎日4.2人が新しく感染している
先進国で、日本とロシアは依然として、新規感染者数が伸び続けている。
そんななかで・・・念願の抗HIV化合物が見つかったという論文が発表されました。
念願の抗HIV薬が見つかった!?
HIV、AIDSに関して、抗HIV化合物の発見は、世界にとって、かなり重要でしょう。
2012年6月14日の新しい論文の中で、HIVに関する新しい化合物が見つかったというものがありました。
気になる詳細をまとめると
- 薬剤耐性フォームに変更することがあまりない
- いままでのよりも毒性が低い
- 有用な薬剤につながりそうなもの
今までのHIV薬の副作用について
今までのHIVの薬は副作用が強かったり、効果が無くなったりしていたのですが、その弱点を全て補ったものが発見されたというのですから。
- 胃腸障害(吐き気、下痢など)
- 頭痛
- 発疹高脂血症
- 糖尿病
- 骨密度低下
- 出血傾向
- 精神神経系症状(うつ状態、集中力低下、眠気、不眠など)
- 肝機能障害
- 腎機能障害
- 心血管疾患(心筋梗塞など)
研究は20年間行われていたが、FDAの承認はいまだない。ということです。
そもそもHIVって何??
日本語では「ヒト免疫不全ウイルス」と呼ばれ、
「人の免疫細胞に感染し、免疫細胞を破壊、最終的に後天性免疫不全症候群である(AIDS)を発症させます」
と言われています
つまり、体を守る機能が上手く動かないので、ウイルスに弱くなるんですよね。
初めて発見された時には、これが影響で人の平均寿命を下げたとも言われている恐ろしい病気なんです。
発見された時期
発見されたのは、意外に最近で1983年なんです。サル免疫不全ウイルスが突然変異によって、人への感染症を獲得したという風に言われており、サルからヒトへ感染する過程でHIVに進化したと言われています。HIVは、時間を経てAIDSになると言われています。
AIDSの発症とは?
肺炎などの病気を引き起こしやすくなることなのです。これは、免疫が下がっているかどうかが分かるのが、病気の発症だからということでしょう。
日本の感染率ご存知ですか?
日本は感染率的には0.1%未満と低いレベルであるが、日本の新規HIV感染者数は、年々増えている。
2011年での新規エイズ患者の報告数は473件。2010年のHIV感染者、あるいはエイズ患者としての合計人数は1,544人であり、過去2位である。
なお、これまでの合計患者数では、
HIVが12,648人・エイズが5,799人
合計すると、約18,000人
患者数ではなく、予備軍(潜伏している人)も含めると、約4万人とも言われています。
また、最新のデータだと以下の通りだと言う事です。あるサイトにはこう書いていました。
HIV感染者とエイズ患者の報告数が、日本で初めてエイズ患者が確認された1985年から2012年第1四半期(11年12月26日-12年3月25日)までの累計で2万件を超えたことが24日、厚生労働省のエイズ動向委員会(委員長=岩本愛吉・東大医科学研究所教授)のまとめで分かった。
感染経路について
HIV、エイズ共に、感染経路の第1位は同姓間の性的接触(8,800人)であり、2位が異性間の性的接触(6,000人)です。
また、それ以外にも、凝固因子製剤による感染や、輸血、母子感染などの感染もあるが、これは若干(100名以下)となっている。このうちHIVの感染源となり得るものは、実際上、血液、精液、膣分泌液である。したがって、HIVの感染経路は、主として性的接触あるいはHIVを含む血液との濃厚な接触に限られる。海外では母乳感染も報告されているが、唾液や昆虫による感染の報告はない。また、HIVを含む血液であっても、単に手指・体についただけでは感染しないと言われています。
HIVが増加する原因は?
HIVが増加する原因は主に3点あると言われています。
1.初期症状が出るまでに、感染に気付かない
2.発症するまでに何年もかかる
3.エイズに関する知識がなく、予防しない
すなわち、増加傾向を止めるためには
1.感染の疑いがあろうがなかろうが、検査を受ける
2.エイズに関する知識を身につける
ことが重要だそうです。
また、今の日本では、毎日4.2人がHIVに感染しているそうです。
先進国でHIV感染者が増加しているのは日本とロシアだけ。アメリカは減少傾向にあると言われているが、累計感染者数は100万人以上だと言われています。
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