ビタミンやミネラルの種類って多い割によくわかりませんよね。特にこのビタミンってどういう役割があるの?って言われてもわからないことが多いです。
今回は、つわりの辛い女性は絶対に必見です!
つわりの辛い女性の強い味方であるビタミンB6についてまとめてみました!
参考必須ビタミン13種類?18種類?ビタミンの名称と役割まとめ!
ビタミンB6とは
ビタミンB6は水溶性のビタミンです。水に溶けやすい性質があります。
また、腸内細菌によって一部は私達の体内でも作られます。
ビタミンB6の吸収は主に小腸で吸収されます。その後肝臓に運ばれて、肝臓で代謝されて身体の中で使われるようになります。
ビタミンB6の役割は?
ビタミンB6は120種類の酵素反応の補酵素として働いています。
また、アミノ酸の代謝に関わる反応がよく知られています。
- ヒスチジンからヒスタミンの合成
- グルタミン酸からのγ-アミノ酪酸(GABA)の合成
- トリプトファンからのセロトニンの合成
- チロシンからドーパミンの合成
- エピネフリンやノルエピネフリンの合成
一部の例ではありますが、このような生理活性アミン類の整合性に関わっているとも言われています。
アミノ酸の代謝なのでタンパク質の代謝を行っていると考えるとわかりやすいですね。
ビタミンB6が不足するとどうなるの?
ビタミンB6が体内から欠乏してしまうと、下記のような影響があると言われています。
- 舌がはれる舌炎
- 心臓発作
- 湿疹
- 口内炎
- 皮膚炎
- 貧血
- 能那覇の異常
- 極度の疲労
- 月経前症候群
- ホモシステイン尿症
過剰摂取の心配があると言われていますが、上限は30代の男性が60ULで、30代の女性が45ULです。
しかし、平成28年の国民健康栄養調査では、男性の平均摂取量は1.2mg/日で、女性の平均摂取量が1.04mg/日となっています。
この数字は日本の推奨量から見ると両者とも0.2mgほど足りていないという状況になります。
ビタミンB6はつわりを緩和させる可能性も?
つわりの原因は?
つわりの原因はいまだに解明されていません。
- 黄体ホルモンや絨毛性ゴナドトロピンが大量分泌 の影響
- 胎盤が未成熟で赤ちゃんを異物と認識するアレルギー反応
- 毒素となる食べ物を排除するため
- 急激な体の変化による自律神経のバランスの乱れ
- 流産を防ぐために体が動かいようにする
原因は分かっていませんが、上記のような原因だと言われているそうです。
ビタミンB6はつわりに良いとするデータ
つわりの原因はわかりませんが、つわりにはビタミンB6が良いとするデータがいくつかありますので紹介します。
11ヶ月の妊娠期間中に、妊娠17週未満にクリニックに来た342人の女性を対象として一日30mgのビタミンB6を経口で与えるグループとそうではないグループに分けて実験をしました。
その結果、統計的有意性が認められる数値ではないですが、平均的な有意差が認められたといいます。
つまり、ビタミンB6は妊娠初期の吐き気の重さを軽減することに効果があるということが言えるのかもしれません。
米国産婦人科学会では妊娠中のつわりの治療に医師の管理の下でビタミンB6を補充するそうです。
参考>>「総合医療」情報発信サイト 海外の情報 ビタミンB6
ビタミンB6を含む食品とは?
ビタミンB6を多く含む食品は下記のとおりです
- にんにく
- ピスタチオ
- ひまわりの種
- 大豆
- バナナ
- 鶏肉・レバー・豚肉などの肉
- かつお・まぐろの魚類
ビタミンB6を摂取するには?
ビタミンB6は普通に暮らしていれば欠乏のリスクは少ないと言われています。
しかしつわりを予防したいとか、月経前症候群などで鬱っぽく、気分を高めたいと思った場合には多く摂ることが必要になるでしょう。
肉ばかりや魚ばかり食べたり、にんにくを常時食べたりすることは出来ないと思います。
その為、もしも何かしらを予防したいとお考えの場合はサプリメントに頼らざるを得ないのかもしれません。
サプリメントはちゃんとしたものを選ばないと意味がありません。サプリメント選びは十分に気をつけて行いましょう。
「サプリメントの選び方大丈夫?」
「サプリメント飲んでいるけど効果がないな…」
「サプリメントって安いけど安全性とか大丈夫なの?」
サプリメントは安価で豊富な栄養が取れるので現代に欠かせないものです。
しかし、サプリメントの法律は整備されていないため、どんなメーカーでも外部委託工場(OEM)を使えば簡単に生産して販売可能です。
また体内に入れるものなのに薬のように厳密に生産管理を求める法律もありません。それだけサプリメントはいいかげんに作られている可能性が高く、厳密に良い製品かを見極める消費者の目が必要になります。
サプリメントを選ぶ基準は下記の通りです。
- 『誰が使っているか』→『誰が作っているか』
- 論文・臨床を基にしているサプリメントか?
- アメリカで販売されているサプリメントか?
- 製造の工程・抽出方法は説明されている?
- 会社の信頼性と製品へのこだわりは?
詳しくは「【サプリメントの選び方】副作用のない良質なサプリを選ぶ基準【薬の作り方から学ぶ】」で解説しているので、ご覧ください。
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