「炭水化物抜きダイエットってどうなの?」
「炭水化物を抜くと筋肉分解されるの?」
ダイエットをすることによるメリットは数知れずあります。
例えば、痩せてモテたとか、良い服が着れるようになるとか、体が軽くなり、体調も良くなった!といったことが、簡単にイメージ出来ますよね?
特に20代の男女のみならず全ての年代の方にとって、体型はカッコ良くて美しいシルエットを表す一つの方法になります。その為にダイエットする方も数多くいるでしょう。
その中でも特に人気だったダイエットが炭水化物抜きダイエットです。しかしながら20代が炭水化物抜きダイエットをする危険性は語られておりませんでした。
炭水化物抜きダイエットは確かに効果的でしょう。
しかし、炭水化物を抜いた分カロリーを補ったり、タンパク質を十分に補給しなければ、逆に筋肉が分解されて太りやすくなったりと、多くの悪影響があります。
逆に炭水化物抜きダイエットの悪影響を知ると下記のメリットがあります
- 効率よくダイエットができる
- 炭水化物を抜いた分のカロリー補給の仕方を知れる
- 糖質制限を苦もなく続けることができる
今回は糖質制限ダイエットの悪影響についてまとめました。
これをキッカケに皆さんのダイエットの成功の手助けになれば幸いです。
炭水化物を抜いて筋トレもしなければ太りやすい体型になる
そもそも炭水化物抜きダイエットに向かってしまう原因は、ダイエット=運動という図式になると思ってます。
ダイエットで非常に面倒臭いことは運動を継続することです。毎日走りに行くのが面倒くさい。時間がないからできない。
運動ではなく別の方法論からアプローチする方もいると思います。それは、糖質制限ですね。
確かに、糖質制限で痩せようとすることは簡単です。
間食を辞めて、水を飲んだりすれば、ある程度の空腹がごまかせますし、食べたい時には食べるけれども、ドカ食いする頻度を少し減らすだけで効果があるとでしょう。
しかし糖質制限をして筋トレをしないと、筋肉が分解されます。
筋肉が分解されると基礎代謝が下がってしまうので、太りやすい体になります。
女性の下半身太りや、リバウンドの原因は糖質制限による筋肉の減少がほとんどなんだ。筋トレしないとダメなんだよね!
筋肉分解には筋トレでカバー!炭水化物抜きダイエットの注意点
炭水化物抜きの糖質制限ダイエットの悪影響は下記のとおりです
- カロリー不足によりぶっ倒れる
- 既にある脂肪は過度に燃えない
- 糖質制限すると筋肉が分解される
- 病気になる可能性が高まる
カロリー不足によりぶっ倒れる
「三大~六大栄養素を知ろう!六大栄養素不足の7つのデメリットとは?」でも解説していますが、人間の動くときのエネルギーであるカロリーになる、炭水化物・脂質・タンパク質のことを三大栄養素と言います。
- 炭水化物:一番エネルギーになりやすい
- 脂肪:二番目にエネルギーになりやすい
- たんぱく質:もっともエネルギーになりにくい
炭水化物の場合だとエネルギーになるのは下記の手順です。
- 炭水化物が分解されグルコースになる
- グリーコースが水と酸素と混ざる
- 2がアデノシン三リン酸(生体エネルギー)となる
炭水化物を抜いてしまうと、エネルギーになる材料がなくなってしまいます。
一方で脂質・タンパク質がグルコースになるには下記の手順が必要です。
- 脂質:肝臓で代謝されないとグルコースにならない
- タンパク質:筋肉が分解されないとグルコースにならない
つまり、炭水化物は直接グルコースになるのに対し、脂質やたんぱく質は一度分解する手間がかかるため、エネルギー生産が非効率になります。
炭水化物を抜いて、脂質やタンパク質の量を増やさないと倒れるのはこのためです。
炭水化物を抜いても大丈夫です。ただ、初期の頃は全抜きではなく、低炭水化物食にすることがオススメです。
または、炭水化物を抜いた分だけ、体でエネルギー合成に使われるケトン体を増やす食事を摂ることをおすすめします。例えば、ココナッツオイルを飲んだりすることにより血中のケトン濃度を増やすことは効果的でしょう。
炭水化物について知らないあなたにオススメ記事>>【炭水化物とは】炭水化物の機能と役割まとめ【体内のガソリン】
既にある脂肪は過度に燃えない
炭水化物を抜けば脂肪が使われるから痩せるんじゃないの?って思いますよね?
確かに、体内から糖が足りないので、体の中にある脂肪酸が肝臓で分解されることによりケトン体として身体のエネルギーになることは事実です。
しかしながら、脂肪酸のエネルギーというのは、血中の糖があろうが無かろうが一定の効率で変化します。
つまり、急激に糖質を制限したからと言って、急激に脂肪が燃えるわけではないのです。体についている脂肪の燃焼は一定なのです。
その分だけ脂質やタンパク質を高カロリーで取らないといけなくなります。
逆に脂肪を燃やすのに大切なのは消費カロリーを上げることです。消費カロリーは運動と筋トレによる基礎代謝により向上させることができます。
脂肪を落とそうと思ったら、糖質制限と同様に筋トレが大切なのです。
糖質制限すると筋肉が分解される
糖質制限することにより血中の糖が不足してしまいますその結果、体はなんとかエネルギー源となる糖を欲するメカニズムが働きます。
その時に、早い段階で筋肉の分解が始まります。これは、筋肉に蓄えられているグリコーゲンを放出するために分解されていくのです。
20代は筋肉がつきやすい最後の時期です。
この時期に無理な糖質制限の結果下記のようなデメリットがあります。
- 筋肉が分解される
- 基礎代謝が減る
- スタイルが悪くなる
糖質制限している人はその分だけ、タンパク質や脂質を補って上げないと筋肉が分解され続けてしまうのです。
病気になる可能性が高まる
糖質制限ダイエットを行うと下記のような悪影響があることが言われています。
これは糖質を制限することにより、カロリーが不足してしまい、人体に必要なエネルギーが供給できていないことにより生じてしまうのです。
- 認知症
- 骨粗鬆症
- 脳梗塞・心筋梗塞
- 半身麻痺
炭水化物を抜きのダイエットはカロリーが不足しやすいので、いつも以上にカロリーを十分に取ることが必要です。
炭水化物を抜いた分脂質やタンパク質を補わないと、悪影響がたくさん出てしまうのです。
糖質制限で筋トレしないと筋肉分解の可能性
糖質制限もちゃんとしたプロが行えば問題ありません。
栄養に対する知識を勉強してから行うのであれば、そこまで危険なことではないと思います。
しかし、栄養に対する知識も不十分なのに糖質制限をすると確実に体に悪影響が出てしまいます。
特に20代からダイエットについての悪い習慣ができてしまうと、長期間その悪習慣をひきづって生きていくことになります。
本当に栄養学を勉強したプロやアマが糖質制限を行うのならまだしも、そうでない方が糖質制限を行うのは個人的にはおすすめをしません…
糖質制限ではなく低炭水化物ダイエット+筋トレで筋肉をつける
糖質制限を完璧に行うと体に害が出てしまいます。
そこで、オススメは低炭水化物ダイエットです。
低炭水化物ダイエットであれば、糖質を完璧に抜くのではないので、筋肉を分解することを防ぎながら痩せることができるのかもしれません。
炭水化物は三食食べてもご飯は朝・昼1杯だけにして、夜はタンパク質中心に食べるという具合で行うと良いかなと思います!
理想的な体にするためにもダイエット頑張りましょう!
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