「パラベンが入ってないから安心♪」
「イソプロパノール?でもオーガニックだから安心!」
ちょっと待ってください!パラベンよりもイソプロパノールの方が皮脂をとりさってしまいます。実は肌に良くないってしってましたか?
イソプロパノール、パラベンの代わりにオーガニック系の化粧品にも配合されている成分です。
オーガニック系の製品だから体に良いと思うかもしれません。しかし、イソプロパノールは皮脂をとりさってしまい、エタノールよりも毒性が2倍強いのです。
引用:消毒薬の基礎知識
イソプロパノールはパラベンとは違うので、防腐剤的なイメージは強くないかもしれません。
今回はオーガニック系の製品に配合されるイソプロパノールについて解説します。
イソプロパノールとは?
2-プロパノール、イソプロピルアルコールとも言われ、脂肪族飽和アルコールに属しているイソプロパノールです
簡単に言えば、エタノールに性質が似ています。
- プロピレンと硫酸から合成
- 糖蜜の発酵から生成
- 石油分解ガスから分離したプロピレンを原料として生産
殺菌作用がエタノールよりも強く、消毒薬として殺菌作用がエタノールの2倍の効力を持つとも言われています。
エタノールよりも強い成分って感じで考えましょう!
イソプロパノールの配合されている化粧品って
石鹸・クレンジング・スキンケア・アイケア・シャンプー・コンディショナー・頭皮ケアなど。
イソプロパノールは多くのものに配合されております。
イソプロパノールの役割は溶剤・防腐剤
イソプロパノールは水と油どちらとも混ざることが出来るので、溶剤としての使用が行われています。また、粘度低下剤・消泡剤・防腐剤としても使われます。
また殺菌作用が強いのでオーガニック系の製品では防腐剤として使用されているということもあります。
イソプロパノールの危険性は?
毒性判定辞典におけるど毒性はほとんどないとされています。安全性も高いでしょう。
ただし、労働安全衛生法では規制の対象になっています。なぜなら、皮膚から吸収され殺菌効果が強いので規制の対象になっているのです。
化粧品で使われる料はごく少量なので、「だから何?」って感じる方もいると思います。
しかし、規制対象になっている成分ですので、成分自体は危険だと言えます。
ただ一方で、皮膚刺激性・アレルギー性はないというデータもあります。目に入ると危険であり、毒性が弱くないです。
医薬部外品の場合は成分が表示されない場合もあるので注意が必要です。
イソプロパノールのメリット
殺菌効果が強い
殺菌効果が強いので、消毒用アルコールとして使用されることがあります。また、殺菌効果が強いので防腐剤として使用されることもあるそうです。
イソプロパノールのデメリット
脱脂作用が強い
エタノールに比べて肌への刺激が強いため肌への刺激が強いです。
脱脂作用が強いということは肌の皮脂を取り去ってしまう可能性もあります。
「皮脂膜ケアは最強の美肌ケア?皮脂膜の3つの効果と4つのケア方法?」でも解説している通り、皮脂膜は肌における最高の保湿・抗菌クリームです。
皮脂膜を形成できないというのは、肌の保護機能がなくなってしまうので肌にとっては重大なダメージになるでしょう。
イソプロパノール配合の化粧品がオススメな人は?
肌なんかどうでも良い、とりあえず殺菌が第一という人はイソプロパノール配合のものを使っても良いかもしれません。
また、パラベンを強烈に否定して絶対にパラベンフリーを目指しているという人であれば、イソプロパノール配合の化粧品を使うしかないのかなとも思ったりします。
肌の弱い人はなるべくイソプロパノールを避けた方が良いでしょう。
化粧品の成分に詳しくなろう!最低でも下記の成分くらいは詳しくなっておいたほうが良いと思う記事をまとめてみた。
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